パラレルワールド・ラブストーリー 東野圭吾原作 文庫本 - 東野圭吾 おすすめ 推理小説 ランキング 文庫本 単行本 DVD

パラレルワールド・ラブストーリー 東野圭吾原作 文庫本

東野圭吾原作 パラレルワールド・ラブストーリー

精緻な伏線、意表をつく展開、ついに解き明かされる驚愕の真実とは!?

東野圭吾傑作長編ミステリー「パラレルワールド・ラブストーリー」

パラレルワールド・ラブストーリー 東野圭吾原作 文庫本

原作:東野圭吾

出版:講談社(文庫本)450ページ

発売:1998/3/13




パラレルワールド・ラブストーリー

親友の恋人を手に入れるために、俺はいったい何をしたのだろうか。

「本当の過去」を取り戻すため、「記憶」と「真実」のはざまを辿る敦賀崇史。

錯綜する世界の向こうに潜む闇、一つの疑問が、さらなる謎を生む。

精緻な伏線、意表をつく展開、ついに解き明かされる驚愕の真実とは!?

東野圭吾傑作長編ミステリー。


レビュー1

以前から妙に気になっていた東野作品の1つが本書「パラレルワールド・ラブストーリー」だった。

興味関心を惹くのは、タイトルの「パラレルワールド」という表現だろう。

東野圭吾が描き出すラブストーリーが巷に溢れた並みの内容であるはずはない。

事実、本書「パラレルワールド・ラブストーリー」を読み終えて私はそう感じた。

東野圭吾の作品は導入部分が素晴らしいとあらためて実感している。

「序章」の分量は短いが、読者を東野圭吾の世界観(彼がこれから展開するストーリー)に引き入れるには十分な内容であった。

要するに、最初の数頁で本書「パラレルワールド・ラブストーリー」の価値は決まったわけだ。

「記憶」が本書「パラレルワールド・ラブストーリー」の重要なキーワードの1つ。

前後に揺さぶる作風は見事だが、「読みずらい」と感じる読者もいるに違いない。

むろんそれは、ありふれた恋愛作品を超えたものを執筆したいという東野圭吾の信念に起因するものだが、現実と記憶のなかで揺れ動く人間心理のダイナミズムを克明に描いており、今読んでいる内容が「真実」なのか「虚構」なのか、混乱してしまう可能性があるからでもある。

私自身、読み返した箇所が何度かあった。

とはいえ、「友情」と「恋」(親友の恋人を愛してしまうという設定)の狭間で揺れ動く主人公の心理的葛藤は、十分に伝わる。

自分をその主人公に置き換えて読んでしまう。

簡単に「よくある男と女の三角関係の話か」と思うことなかれ。

そこには上述された「記憶」をめぐる専門的知識を駆使した内容が加味されている。

総じて、本書「パラレルワールド・ラブストーリー」が一味も二味も違う作風になっているのは、友情と恋を描き出した物語の基盤には、「高度な専門知識」に裏付けられた東野圭吾の世界観があるからである。

本当に東野圭吾氏はよく勉強している。

それを小説に組み込んで卓抜の作品を作り上げている。

一気に読み終えてしまうような作品は少ないが、本書「パラレルワールド・ラブストーリー」はその1つとなった。

「帯」には「今ではもう書けない」とあるが、それは本書「パラレルワールド・ラブストーリー」がそれだけの価値を秘めた作品であることを東野圭吾自身が明確に認めている証左であろう。

神秘的なラブストーリー「パラレルワールド・ラブストーリー」。


レビュー2

私は読書は通勤途中に読んでいるのですが、この本「パラレルワールド・ラブストーリー」は、読み始めて止まらなくなってしまい、仕事中にちょっと抜けて読んだり、帰宅してからも読みつづけて結局1日で読んでしまいました。

そのくらい魅力あふれる小説でした。

小説のテーマは"記憶"。

それに、"愛をとるか友情をとるか"という永遠のテーマみたいなものも複雑に絡み合っています。

ある記憶は、一人称の"俺"が語っているのに対し、もうひとつの記憶は3人称の"彼"を使用しているので読者は混乱せずに読むことができます。

わたしは読み進めながら、「きっと裏切りとかの悲しい結末なんだろうな」と思ったのですが、思ったよりもさわやかな結末で読後感もとってもよかった。

東野圭吾は、理工系ご出身ということで、記憶の概念が科学的に説明されていて説得力もあります。

読みごたえのある作品「パラレルワールド・ラブストーリー」です。



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