東野圭吾原作 単行本 - 東野圭吾 おすすめ 推理小説 ランキング 文庫本 単行本 DVD

赤い指 東野圭吾原作 単行本

東野圭吾原作「赤い指」単行本

犯罪を越えたその先に、本当の闇がある。

二日間の悪夢と、孤独な愛情の物語「赤い指」。

赤い指 東野圭吾原作 単行本

原作:東野圭吾

出版:講談社(単行本)278ページ

発売:2006/7/25




「赤い指」

直木賞受賞後第一作「赤い指」。

構想6年の後に書きあげられた書き下ろし長編小説、ついに登場!

身内の起こした殺人事件に直面した家族の、醜く、愚かな嘘に練馬署の名刑事、加賀恭一郎が立ち向かう。

ひとつの事件を中心に描き出されるさまざまな親子像。

東野圭吾にしか書き得ない、「家族」の物語。

放課後』でのデビューから数えてちょうど60冊目にあたる記念碑的作品「赤い指」。


レビュー1

少子高齢化、介護問題を扱った社会派ミステリー「赤い指」。

事件を追っていくごとに、明らかになっていく闇、家族愛。

いたって良作。

介護問題もそうだが、それよりも少年が印象的だった。

いわゆるゆとり。

これも少子化の影響なのか。

いろいろ考えされられます。

最後の謎ときには賛否両論あるようです。

個人的には、社会的メッセージをのせた「ミステリー小説」として読むのがいいと思います。

この終わり方は「さまよう刃」に近いでしょうか。

総じて良作だと思います。


レビュー2

こういう人いるなあというようなリアルな人物像です。

外から見ると、ごく普通の家庭が舞台になります。

ご主人の義母(認知症)が同居しています。

家庭に問題があっても面倒から目をそむけ、自分は仕事と女に逃げるご主人。

子供の問題は妻に、両親の介護は妻が折り合いが悪いため自分の嫁いだ妹に丸投げする、よくあるタイプのご主人です。

妻はといえば義母の一戸建ての家ほしさと世間体から折り合いが悪い義母と同居するという打算的な性格です。

そして一人息子を溺愛し、理不尽な子供の要求にも唯々諾々と従うだけで本当の躾ができない母親。

その息子(中学生)、直己が幼女を殺してしまいます。

それも住んでる家の中で。

事なかれ主義のご主人も、勝気でただただ息子を溺愛しているだけの奥さんも崖っぷちにたたされます。

そして最後はどんでん返しが待っています。

わたしはあまり東野圭吾の本を読んでいませんが印象的な心に残る一冊でした。



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使命と魂のリミット 東野圭吾原作 単行本

東野圭吾原作「使命と魂のリミット」単行本

心臓外科医を目指す夕紀は、誰にも言えないある目的を胸に秘めていた。

その目的を果たすべき日に、手術室を前代未聞の危機が襲う。

心の限界に挑む東野圭吾医学サスペンス。

使命と魂のリミット 東野圭吾原作 単行本

原作:東野圭吾

出版:新潮社(単行本)376ページ

発売:2006/12/6




「使命と魂のリミット」

心臓外科医を目指す夕紀は、誰にも言えないある目的を胸に秘めていた。

その目的を果たすべき日に、手術室を前代未聞の危機が襲う。

あの日、手術室で何があったのか?

今日、何が起きるのか?

心の限界に挑む医学サスペンス。


レビュー1

この作品「使命と魂のリミット」の大きなテーマは「使命」。

人間は誰しもその人しか果たせない使命というものを持っている。

それを全うすることが「かっこいい生き方」である。

そして使命を放棄することは、今まで生きてきた意味を失うことでもある。

しかし人間は完ぺきではない。

人としての感情(魂)が、使命を全うすることを拒むこともある。

そんな葛藤を打ち破って使命に突き進む人々は美しく輝いていた。

特に同じ女性として、看護師の望がここまでの強さを見せたことには自分の「使命」を知っている人間の強さを感じました。

期待していた大どんでん返しがなかった分、若干物足りない。

絶対何か秘密や裏がありそうなアヤシイ人物に、結局何もなかったことで肩透かしをくらった感じ。

しかしそうでなければ、この作品「使命と魂のリミット」の主題はなりたたない。

彼に少しでも疑いを持ってしまった私や夕紀は、人としてまだ未熟だったということだと思う。

読後感はサイコーに良かった。

自分の使命はなんなのだろう?

読者一人一人が問うことになるでしょう。

ミステリーではなく、人間ドラマとして読みたい作品「使命と魂のリミット」。


レビュー2

病院が舞台になっているけれど、ミステリーとして捉えるより、人の胸の内を描いたヒューマンものと思った方がいいと思う。

ある大手術を軸に、胸の内に拭えない疑惑や悔しさがある研修医夕紀と穣治が、ラストに向けて心を揺らしていく。

人を恨んだままとか、疑ったままでいるのは、相手を許すより楽だけど、胸にわだかまる苦しさは消えることが無い。

東野圭吾が、人には良心があると信じたい切望が、作家としてこの作品「使命と魂のリミット」を描いたように読後感じた。

故に人にある滑稽さや、惨めな部分が欠如した綺麗な作品になってしまった。

皆がお互いを許しあう。

己の使命に気付く人たち。

使命に気付けずもがいてたり、許すことが出来ない自分を見ないようにしたりという、人にある弱さがあまりにも無いので肩透かしに感じる面は否めない。



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手紙 東野圭吾原作 単行本

東野圭吾原作「手紙」単行本

兄は強盗殺人で服役中。

その時、弟は…。

断ち切られた兄弟の絆。

希望なき世界を彷徨う人生。

いつか罪は償われ、傷は癒されていくのだろうか。

『毎日新聞』日曜版連載、東野圭吾「手紙」待望の単行本化。

手紙 東野圭吾原作 単行本

原作:東野圭吾

出版:毎日新聞社(単行本)357ページ

発売:2003/03




「手紙」

本格推理から学園ミステリー、パロディー小説や絵本など、さまざまな作風で読者を魅了しつづける著者東野圭吾が、本書「手紙」でテーマに据えたのは、犯罪加害者の家族。

犯罪が、被害者や加害者だけではなく、その家族にまで及ぼす悲しい現実を見据えた意欲作である。

殺人犯の弟という運命を背負った高校生が成人し、やがて自分の家族を持つにいたるまでの軌跡を、大げさなトリックやサスペンスの要素を用いることなく、真正面から描ききっている。

武島直貴の兄・剛志は、弟を大学に入れてやりたいという一心から、盗みに入った屋敷で、思いもかけず人を殺めてしまう。

判決は、懲役15年。

それ以来、直貴のもとへ月に1度、獄中から手紙を送る剛志。

一方で、進学、恋人、就職と、つかもうとした人生の幸福すべてが「強盗殺人犯の弟」というレッテルによって、その手をすり抜けていく直貴。

日を追うごとに、剛志からの手紙は無視され、捨てられ、やがて…。

1999年に刊行された『白夜行』以降、著者東野圭吾は『片想い』 『トキオ』など、連載小説という発表形態を通じて、読み手を飽きさせないだけのストーリーテリングの実力を確実に身につけてきた。

新聞連載された本書「手紙」も、バンドデビューや窃盗事件などの出来事を積み重ね、そのつど揺れ動いていく直貴の心の危うさを巧みに演出しながら、物語を引っ張っていく。

しかしながら読み手は、たえず居心地の悪さを感じずにはいられないだろう。

なぜなら、直貴に向けられる差別は、私たち自身の中にも確実に存在するものだからである。

「差別や偏見のない世界。そんなものは想像の産物でしかない」と言い切る直貴の言葉が、ずっしりと心に響く。


レビュー1

ここ最近、犯罪者の家族を描く作品をよく見かける。

八日目の蝉や悪人などがそれである。

そしてこの作品を含め、犯罪者の家族は人生を大なり小なり狂わせているように描かれてる。

その要因の一つとしてメディアが挙げられるように思う、それは犯罪者を血も涙もない鬼のように描き、被害者側を悲劇のヒロインのように描く。

犯罪者の陰に見え隠れする優しさや苦悩は一切無視である。

当然、犯罪は許されることではないが、これでは被害者側の家族が社会から居場所を失うのは必然だ。

奴らが騒がなければ、もっと多くの人が平穏に暮らせるのではないかと思う。

「手紙」の主人公は過激な報道だけのせいで苦しんだわけではないが、そんなことを感じさせられた。

長々とメディアのことを語ったが一番印象的であったのは、社長の差別を受けるのは当然という、歯がゆいが的を外していない意見を主人公に伝える場面であった。


レビュー2

弟の大学費用を調達する為に強盗を決意する兄。

が、誤って人を殺めてしまう。

殺人犯の弟というレッテルを貼られた人間は、とてつもなく厳しい世間の風にあってしまう。

暗く、悲しい物語「手紙」。

前にテレビで刑務所の特集をしていた。

その時にある受刑者がこの小説を読んでいた。

あの人はきっと肌が粟立つような感覚を覚えたことだろう。

罪を犯すデメリットは、自分の想像を絶するものだと弁えておかなければいけない。

誰にでも、この小説の兄のように凶悪な犯意がなくとも、「魔が差す」場合があるのかもしれない。

そして、いつ「加害者」「被害者」になってしまうのか分からないのだ。

未然に防ぐためには何をすべきなのか。

差別を無くすためにはなにをすべきなのか。

学校の教科書に載せて欲しい一作。



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